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厳しい冬も終わり、春風が爽やかな季節がやってきた。
たまには都心の喧噪を離れて、大自然の中でノンビリするのもいいだろう。
そんな場所を求めて、ワゴンRで奥多摩に出かけてみた。

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Photo by Koji Ota 





スズキワゴンR FX

本誌で使用したワゴンRのグレードは「FX」です。装備品や主要諸元など、詳細はスズキ株式会社のホームページでご覧いただくことができます。
協和自動車では、ワゴンRの新車販売の他、メンテナンスメニューの付いたお得なリースメンテナンス車として、特別価格でご提供しています(2004年12月まで)。
詳細は、協和自動車株式会社までお問い合わせください。


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 1993年の登場以来、「コンパクトで背が高い」という独特のパッケージングで人気を博したワゴンRは、国内販売の累計が200万台にも及ぶ大ヒットモデル。そんなワゴンRが協和自動車のメンテナンスリースで提供されるようになった。その記念として、今回の「Voyage」で紹介することになったのだ。

 実際に乗ってまず驚いたのは、力強い加速と軽自動車特有のキビキビとしたハンドリングのおかげで、重い荷物を積んでいてもまったく苦にならないことだ。これなら荷物だけでなく、大人4名での移動も問題ないだろう。シートの出来が非常によいこともあり、長時間のドライブも快適に楽しむことができるのもうれしい限り。車としての実用性は非常に高いと、改めて実感したほどだ。

 個人ユースでも商用ユースでも便利に使え、初代モデルのコストパフォーマンスの高さをそのまま受け継いだワゴンRは、誰にでも勧められる数少ない1台である。

 そんなワゴンRで向かったのは、東京都の奥多摩周辺。都心から日帰りで気軽に行ける立地ながら、雄大な自然に接することができる貴重な場所である。春には美しい桜や若葉を、秋には一面の紅葉を楽しむことができるのも魅力だ。

 都内からは、青梅街道や甲州街道を下ることで奥多摩周辺へとたどり着く。あとは国道411号線を経由して、一路奥多摩を目指すのみだ。また、圏央道(青梅IC下車)または中央自動車道(八王子IC下車)を経由すれば、都心以外の地域からも気軽にアクセスすることができる。

 


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首都圏からのアクセス

奥多摩へのアクセスは、中央自動車道八王子インターまたは圏央道あきる野インターからが便利です。圏央道へは関越自動車道から、中央自動車道へは首都高速から接続していますので、どちらかの高速道路を最初の目的地と考えるといいでしょう。


奥多摩湖(Map1)
■TEL  0428-83-2152
(奥多摩観光協会)
■P有



日原鍾乳洞(Map2)
■大人¥600/中学生¥300/小学生¥200
■8:00〜17:00
■無休
■P有
■TEL  0428-83-8491



 奥多摩周辺に足を向けたら、まずは奥多摩の奥の奥まで足を踏み入れていきたいところだ。国道411号線をひた走り、奥多摩駅を過ぎて更に走り続けると、やがて奥多摩湖へとたどり着く。

 奥多摩湖の正体は、小河内ダムによってせき止められたダム湖である。春先には湖岸に桜が咲き乱れ、初夏には深い森の国と化す奥多摩湖は、人口の湖であることをまったく感じさせない。蒼く美しい山々が湖面に映る様子は、あまりの美しさに感動すら覚えてしまう。穏やかな水面を眺めているだけで、日頃のストレスや疲れも忘れてしまう。まさに一服の清涼剤といったところだ。

 奥多摩湖の癒しを満喫したら、車に乗って来た道を戻ってみる。氷川大橋の手前で左折すると、狭くて急な山道へと入り、周囲の景色も狭まってくる。こんな道でもスイスイと登っていくワゴンRに改めて感心していると、日原鍾乳洞に到着する。

 日原鍾乳洞は関東でも最大級の鍾乳洞で、普通に探索すると30分はかかる。内部は鍾乳洞独特の神秘的な空間が広がっており、狭い通路を抜けて奥に進んでいくと、さながら探検家にでもなったかのような気分が味わえる。内部の気温は常に11℃。夏場はヒンヤリ、冬場は外気より暖かいので快適な探検が楽しめる。

 奥へ進んでいくと、どこからともなく金属を叩くような澄んだ音が聞こえてくる。「水琴窟」と呼ばれるこの仕掛けによって、水が奏でる透明で神秘的な音色が周囲に反響しているのだ。神秘的な音色に足を止め、思わず聞き入ってしまう。

 

 

 

 

奥多摩湖の風景

東京都の水がめとして知られる奥多摩湖は、周囲の美しい風景が映りこむので、春は桜で、秋は紅葉によって一層美しい風景が楽しめます。

日原鍾乳洞


鍾乳洞の内部には、このように天井が異様に高い空間があり、足を踏み入れた途端に突如だだっ広い空間が広がる様子に驚かされます。
ただし、鍾乳洞の大部分は傾斜の急な、天井が低くて狭い通路ですので、移動の際は注意が必要です。

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松乃温泉 水香園(Map3)
■1泊2食付 ¥18,000〜
■チェックイン15:30
■チェックアウト10:00
■毎週水曜定休
■TEL 0428-85-2221 
※日帰り入浴は¥1,000
(事前に電話での確認が必要)
ホームページへ



 鍾乳洞の散策を終え、国道411号線へと戻る。どこかで昼食でも取りながら一休み、と考えていると、最適な場所を発見した。「松乃温泉 水香園」である。水香園は客室が全室離れになっているので、親子連れでもカップルでも気兼ねなく宿泊できる温泉旅館だ。宿泊だけでなく、昼食や日帰り入浴も行っているため、観光客には人気のスポットとなっている。多摩川に面した立地のため、四季折々の美しい風景を楽しみながら食事や入浴が楽しめるのが何ともうれしい。

 季節によって献立は異なるが、予算は一人5,000円から。旬の味覚を盛り込んだ料理は、素材の味を生かした上品な味わいが楽しめる。見た目にも華やかで美しいので、つい箸をのばすのを躊躇してしまうほどだ。季節の変化に敏感な奥多摩の人たちの、自然に対する思いやりを感じながら料理を楽しみ、温泉へと向かう。

 水香園の温泉は、屋外の景色を眺めながらノンビリと楽しむことができる。次の目的地を考えながら疲れた体をいやすには最適だ。夢見心地で温泉を楽しんでいると、つい時間を忘れてしまいそうになってしまうので注意が必要だ。

 

水香園


写真のように、四季折々、色とりどりの料理が楽しめるのがうれしい水香園。食事のあとには温泉でノンビリとリフレッシュしたいものですね。
離れの客室(写真上)はまるで別荘に来たかのような感覚で利用できるので、宿泊でのご利用をお勧めします。

 



山鳩(Map4)
■10:00〜18:00
■毎週月曜定休
■P有
■TEL  0428-85-2158


 水香園を出て、さらなる探索へと向かう途中、「山鳩」という喫茶店で小休止することに。山鳩はウッディな雰囲気の店内と、手作りのシフォンケーキ(¥350)が人気の店だ。店内には地元の写真家が撮影した奥多摩の写真が展示されていることもある。

 ブルーベリーやメイプルシロップなど、日替わりで数種類の味が楽しめるケーキは絶品の一言。ティータイムが過ぎた頃には売り切れてしまうこともあるほどの人気だ。ソバの上にドレッシングで味つけしたサラダを乗せた「サラダそば(¥500)」もサッパリとした味で人気の一品だとか。

 美しい湖に蒼い山、今なお美しい自然が多く残る奥多摩の地は、都会の喧噪を離れてしばしの休息を楽しむには最高の場所だ。都会で生活する中で、つい忘れてしまいがちなことを思い出したような気分に浸りつつ、我々は奥多摩を後にした。

山鳩


暖かみのある木製のメニュー(写真左上)は、眺めているだけで楽しくなっていまいます。木の温もりにこだわる山鳩ならではのこだわりが感じられますよね。
写真右上の「サラダそば」は何とも不思議な味わいが好評だとか。山鳩だけのオリジナルなので、ぜひ食べてみてください。

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