スバル レヴォーグ 2.0 GT-S アイサイト
■エンジン:2.0リッター 直4DOHC + ターボチャージャー
■トランスミッション:CVT
■全長:4,690mm 全幅:1,780mm 全高:1,490mm 重量:1,560kg
■燃料消費率(JC08モード走行):13.2km/L
■出力(ネット):221kw[300ps]
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東京と大阪を1時間強で結ぶ構想で計画が進む、超電導リニア方式の中央新幹線。その試験走行を日本で唯一見学できるのが「山梨県立リニア見学センター」だ。今回は、同センターを目指して東京を出発。中央高速を名古屋方面へ向かい、大月インターで降りれば、都心からは1時間少々の距離だ。
日本で、リニアモーター推進浮上式鉄道の研究が本格的にスタートしたのは、1962年のこと。以来、50年にわたる実験とテスト、新技術の開発などを重ねて、いよいよ2027年の開業へ向けた路線の敷設がスタートした。見学センターは、全長42.8kmにおよぶ実験線のおよそ中間に位置する。施設前を通過するリニアの速度は、最高速の時速500km/h! 眼下をジェット機のように通過する様子は、まさに圧巻だ。
センター内には、国鉄時代からのリニア研究の歩みと、超電導技術の仕組みを体験しながら学べる「どきどきリニア館」が併設されている。ひときわ目を引くのは、有人走行の世界最高速度581km/h(現在も世界記録)を達成した試験車両(実車)が展示されていること。近い将来、時速500km/hの世界は私たちの身近なものになろうとしている。
見学を終えてレヴォーグに乗り込むと、こちらも航空機から転身したスバルならではの技術が随所に息づいていることを再確認する。国内ではスバルだけが技術を有する「水平対向エンジン」の振動の少なさは、その最たるものかもしれない。鉄道と自動車というカテゴリーの違いこそあれど、あらためて世界最先端の技術は1日にしてならない、ということをひしひしと感じた。 |
※写真は、いずれも特別な許可を得て撮影されています |